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いざというときのための備えとして、防災バッグを用意している人も多いのではないでしょうか。水や食料のほか、携帯トイレや救急道具など…用意しておくべきアイテムは決して少なくありません。

女性にとってもう一つ、忘れてはいけないのが生理用ナプキンです。防災バッグに入れるべきナプキンについて、基本情報からいざというときに役立つ工夫、おすすめアイテムまでわかりやすく解説します。

防災バッグにナプキンを入れるべき理由

防災バッグの中には、さまざまなアイテムを詰めなければいけません。水や食料、懐中電灯などと比較すると、「生理用ナプキンの優先度はそれほど高くないのでは…」と思いがちです。

防災バッグにナプキンを入れるべき理由や、アイテム選びのポイントを解説します。

生理用ナプキンは重要アイテムの一つ

女性にとって、生理用ナプキンは防災バッグに必ず入れておきたいアイテムです。災害時には、自宅を離れ避難所での生活を強いられるケースもあるでしょう。

普段何気なく手に取っている生理用アイテムですが、災害時にも同じように入手できるとは限りません。

手もとのナプキンの量が十分ではない場合、汚れたものを長時間装着せざるを得ない状況になる可能性も。

衛生面で新たなトラブルを誘発する恐れもあるでしょう。また漏れや臭いなど、避難所での共同生活だからこそ気になってしまうポイントも少なくありません。

ちなみに、防災バッグに入れるべきナプキンの量は以下のとおりです。

・1日5枚×7日で35枚

「こんなにバッグに入らない…」という場合、最低でも3日分の15枚を用意しておきましょう。生理のタイミングと重ならなかった場合でも、その吸水力を活かし、止血用アイテムとしても便利に使えます。

吸収力と持ち運びやすさにこだわって

防災バッグに入れるナプキンは、できるだけ吸収力があり、コンパクトに持ち運べるものを選んでください。

吸収力が高ければ、なかなか交換できないときでも、漏れの不安を感じることなく過ごせるでしょう。夜間も安心です。

また、ナプキンがコンパクトで持ち運びしやすいことも重要です。防災バッグの容量には限界があり、生理用ナプキンのために使えるスペースは限られています。

「ナプキンを入れたら、ほかの荷物が入らなくなってしまった…」といった事態にならないよう、サイズ感にも注目してみてください。

緊急時に役立つナプキンの代替品

十分に備えることが重要だとわかってはいても…いざ災害が発生したときに、「生理用ナプキンが手に入らない…」と悩む人は少なくありません。

このようなときには、身近なアイテムを代用品として役立ててみてください。いざというときのため、知っておきたい代用アイデアを紹介します。

代替品として使える家庭用品

身近にある家庭用品の中にも、実はナプキンの代用品として使えるアイテムも少なくありません。以下のような品物を活用してみてください。

・ティッシュペーパー

・キッチンペーパー

・トイレットペーパー

・ハンカチやミニタオル

・紙オムツ

ペーパー類は、比較的手軽に入手できるアイテムです。とはいえ、経血量が多いときには、漏れや耐久性が問題になるケースも。

ショーツのクロッチ部分にラップを巻き、防水布の代わりにすることで下着が汚れにくくなります。ハンカチやミニタオルは、布ナプキンのように使用できます。清潔なものを用意する必要はありますが、洗って何でも再利用できるというメリットがあるでしょう。

育児や介護中で身近に紙オムツがあれば、こちらも生理用ナプキンの代用品として使えます。ナプキンと同じ高分子吸収体が使われているので、吸収力も申し分ありません。

災害時にナプキンが手に入る支援場所

災害時に突然生理がきて困ったときには、自治体やボランティア団体からの支援を受けるのもおすすめです。災害時の生理ケアについて、積極的な取り組みを行う事例も少なくありません。ナプキンの支援は、避難所や物資受取場所にて受けられる可能性があります。

とはいえ、避難生活スタートから支援の輪が行き届くまでには、タイムラグが生じるケースも少なくありません。基本の備えは怠らないようにしましょう。

配布される場所の見つけ方

災害時にナプキンが配布される場所は、タイミングによって異なります。避難所などで情報が公開される可能性があるので、定期的にチェックしましょう。

場合によっては、SNS上で情報発信されるケースもあります。こちらにもぜひ注目してみてください。

知っておきたいナプキンの使い方と注意点

ナプキンは、災害時の女性の生活をサポートしてくれる便利アイテムです。その使い方や注意点についても、必要な知識を身に付けておきましょう。

使用期限と保管方法に注意

生理用ナプキンの使用期限は、未開封の状態で3年が目安だといわれています。防災バッグに入れたあとも、その状態について定期的にチェックしましょう。

またせっかくバッグに詰めて準備していても、水害発生時には「びしょびしょに濡れて使えなくなってしまった…」というケースも少なくありません。ジップ付き袋などで、密閉して保管するのがおすすめです。

生理以外でも活用しよう

生理用ナプキンやおりものシートは、下着を汚さない目的で使用するのもおすすめです。避難生活中は、下着をこまめに洗濯できるとは限らないでしょう。

使い捨てで付け替えられるナプキンやシートを活用すれば、汚れや臭いが気になることもありません。

使用後の処理方法と注意点

避難生活中にナプキンを使用した場合、周囲を不快にさせないよう、処理方法にまで気を配ることが大切です。

優れた防臭機能を備え、中身が見えないようなビニール袋を用意しておくと、サニタリーボックスが設置されていないときでも安心できるでしょう。

ナプキンの処理以外でも便利に使えるアイテムなので、防災バッグとセットで用意しておくのがおすすめです。

避難所で役立つ忘れがちな衛生用品

避難所生活で少しでもストレスなく生活するために、欠かせないのが衛生用品です。生理用品よりもさらに見落としがちなアイテムなので、あらかじめ準備し防災バッグに詰めておくのがおすすめです。

4つのアイテムを紹介するので、避難用アイテムを見直すタイミングでぜひ準備してみてください。

中身が見えないゴミ袋

中身が見えないよう配慮された小さめサイズのゴミ袋は、生理用品の処理はもちろん、さまざまな用途で使用できます。

防臭性能に優れたものを用意しておけば、余計なストレスに悩まされることもありません。オムツの処理やすぐには洗濯できない下着をまとめておくなど、複数枚用意しておくと安心です。

デリケートゾーン用ウエットシート

避難生活中は、シャワーやお風呂が難しくなります。生理用ナプキンを交換できても、デリケートゾーンそのものの汚れをきれいにするのは難しいでしょう。

臭いやかぶれ、感染症といったリスクが高まってしまいます。

このような場面で役立つのが、デリケートゾーン用のウェットシートです。気になる汚れやベタつきも、すっきりきれいに除去できるでしょう。

ほんのり香りがついたタイプなら、ニオイに関する不安感も軽減できます。デリケートゾーン専用アイテムなら、刺激が少なく繊細な素肌にも安心して使えるタイプが多くあります。お風呂に入れないストレスも軽減できるでしょう。

パンティライナー

生理用ナプキンとセットで用意しておきたいのが、パンティライナーです。生理以外のタイミングでの、下着の汚れを予防できます。

生理用ナプキンも同じような用途で使えますが、肌のムレやかぶれが気になってしまうことも。その点、薄くて軽いパンティライナーなら、肌ストレスも最小限にできるでしょう。

ドライシャンプー

ドライシャンプーとは、水なしで利用できるタイプの洗髪剤です。シャワーを浴びられないときでも、頭皮や髪のべたつきを取り除き、すっきりさせてくれるでしょう。

すっきりとした清涼感を楽しめるアイテムも多く、避難生活中のストレス解消にも役立ちます。

本記事読者におすすめしたい商品

防災バッグに生理用ナプキンや衛生用品を詰めておいたほうがいいといわれても…具体的に何をどう選べばよいのかと悩む人も多いのではないでしょうか。

おすすめアイテムを5つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

肌当たりが柔らかく災害時もストレスを感じにくい生理用ナプキン

天然由来成分100%でさわやかな気分を楽しませてくれるボディーシート

デリケートゾーンのムレや汚れを手軽にケアできる専用シート

オーガニックコットン100%で敏感肌にも安心のおりものシート

すっきりとした清涼感と保湿効果でボディにも使えるドライシャンプー

防災バッグにナプキンや衛生用品を忘れないで

防災意識が高まっている今、いつでもすぐに必要なものを持ち出せるよう、専用バッグを用意しておくことが大切です。

生理用ナプキンや衛生用品は、つい準備を忘れてしまいがちなもの。とはいえ、避難所での生活を少しでもストレスの少ないものにするためには欠かせないアイテムですから、忘れずに準備しておきましょう。

今回紹介した情報も参考にして、いざというときのための準備を進めてみてくださいね。

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