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水なしで使えるドライシャンプーは、災害時やアウトドアで活躍するアイテムとして注目されています。さまざまな事情により、シャワーを浴びるのが難しいときでも、髪や頭皮を清潔に保ちやすくなるでしょう。

とはいえ、「水を使わない」という性質上、どういった仕組みで汚れを落とすのか気になっている方も多いのではないでしょうか。

ドライシャンプーの仕組みや使い方、気になる効果におすすめアイテムなど、気になるポイントを解説します。「ドライシャンプーをまだ使ったことがない」という方も、ぜひ参考にしてみてください。

ドライシャンプーとは?

ドライシャンプーとは、使用後に水で洗い流す必要のないシャンプーを指します。一般的なシャンプーが、界面活性剤の作用により汚れや皮脂を浮かせて落とすのに対して、ドライシャンプーは皮脂吸着材によって皮脂を取り除く仕組みです。

水で洗い流さなくても、頭皮のべたつきや嫌な臭いを抑えられるというメリットがあります。

そんなドライシャンプーにも、いくつかの種類があります。購入時には、それぞれの特徴を知り、自身のニーズに合ったものを選択することが大切です。

・スプレータイプ

・シートタイプ

・ジェルタイプ

・ムースタイプ

・パウダータイプ

スプレータイプは、頭皮に直接吹き付けて使います。拭き取り不要で使えるものも多く、とにかく手軽。ドライシャンプーの中でも、主流と言えるタイプです。

シートタイプは、洗浄成分を含んだ専用シートで、髪や頭皮を拭き取って使うアイテムです。外出中に頭皮のべたつきや臭いが気になったときにも、便利に使いやすいでしょう。

ジェルやムースは、頭皮に直接塗り込んで使うタイプです。洗浄効果は高いものの、使用後に髪が濡れるという特徴があります。

パウダータイプは、専用パウダーを髪と頭皮に振りかけて使います。ジェルやムースのように髪が濡れることはありませんが、スプレーやシートタイプと比較すると、使用時にはやや手間がかかります。何を重視するのかで、選ぶべきタイプは違ってくるでしょう。

ドライシャンプーの正しい使い方

ドライシャンプーの使い方は、タイプによって異なります。ジェルタイプやムースタイプの使い方は以下のとおりです。

1.髪をブラッシングする

2.ドライシャンプーを、髪や頭皮に馴染ませる

3.タオルで拭き取ってお手入れ完了

ジェルタイプのドライシャンプーの中には、タオルでの拭き取り作業が不要なものもあります。より爽快感を味わいたいときには、タオルドライをするとよいでしょう。

一方、パウダータイプのドライシャンプーの場合は、タオルドライの代わりに再度ブラッシングが必要です。汚れを吸着したパウダーを落とすため、ていねいな作業を心掛けましょう。

ドライシャンプーの汚れはどこへ?

ドライシャンプーを使う際に気になるのが、「髪から取り除かれた汚れはどこへいくのだろう…」という点です。

吹き付けるだけで使えるスプレータイプは、頭皮や髪のスッキリ感を味わえるものの、汚れそのものを取り除く効果はありません。

汚れを落とす目的ではなく、あくまでも「頭皮のべたつきや臭いを抑えるアイテム」として活用するのがおすすめです。シートタイプは拭き取りによってある程度汚れを落とす効果は期待できますが、洗浄力はそれほど高くはないでしょう。

ジェル・ムース・パウダーの場合、ドライシャンプー後のタオルドライやブラッシングによって、汚れが取り除かれる仕組みです。

ドライシャンプーに皮脂を吸着させ、その成分ごと除去する様子をイメージしてみてください。汚れのもとを物理的に排除できるぶん、スプレータイプよりも洗浄力は高くなります。

ドライシャンプーのメリット・デメリット

ドライシャンプーには、メリットもあればデメリットもあります。自身の生活にうまく取り入れるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

メリット1:手間がかからない

ドライシャンプーのメリットは、普通のシャンプーと比べ、圧倒的に手間がかからないという点です。髪を水で濡らしたり、洗い流したりする工程を丸ごとカット。

当然、ドライヤーで髪を乾かす必要もありません。朝、ヘアケアに時間をかけられないときや、急にお出かけが決まったような場面でも便利に使えるでしょう。

メリット2:水が使えない場面でもさっぱりできる

ドライシャンプーの特徴と言えば、やはり水を使わずに髪や頭皮をさっぱりできるという点です。非常用持ち出しグッズに入れておけば、避難生活中の不快感を和らげられるでしょう。

一方で、ドライシャンプーの活用シーンは災害時だけではありません。日常生活においても、「水を使った髪のお手入れが難しい」という場面は意外に多いものです。

・外出中

・仕事中

・アウトドア

・入院中

夏の外出中に、頭皮や髪が汗でベタベタになってしまった経験はありませんか。そのままスタイリングしようとしても、きれいにするのは難しいでしょう。

このような場面でも、ドライシャンプーがあれば大丈夫です。スプレータイプやシートタイプのドライシャンプーでさっとお手入れすれば、皮脂やべたつきを取り除き、サラサラの状態に仕上げられるでしょう。

職業柄、長時間勤務や夜間勤務が必要な方にも、ドライシャンプーはおすすめです。シャワーが使えない環境であっても、手早く髪をスッキリさせられます。気になる臭いを軽減し、気持ちもリフレッシュさせてくれるでしょう。

メリット3:スタイリングもできる

スプレータイプのドライシャンプーは、スタイリングにも使えます。朝どれだけがんばって髪型を整えても、「夕方にはペタンとしてボリュームがなくなってしまう」と悩む方多いのではないでしょうか。

ドライシャンプーを使ってお手入れすれば、ふんわりボリュームをアップさせられます。外出中に手軽に髪型を整えられる点も、メリットと言えます。

デメリット1:洗浄効果は普通のシャンプーよりも劣る

続いてはドライシャンプーのデメリットについて学んでいきましょう。もっとも注意しなければならないのは、「ドライシャンプーに通常のシャンプーと同じだけの洗浄力は期待できない」という点です。

ドライシャンプーは、配合された皮脂吸着材で皮脂を吸い取り、臭いやべたつきをすっきりさせるためのもの。

タオルドライやブラッシングで吸着剤を取り除いたとしても、通常のシャンプーほどの効果は期待できません。やはり「通常のシャンプー+水で洗い流す」という工程を経たほうが、汚れや臭いを元から取り除きやすいでしょう。

ドライシャンプーとは、あくまで緊急時に使うもの。常用するのは避けてください。「いちいちシャワーを浴びるのが面倒だから」などの理由で、通常のシャンプーからドライシャンプーへと完全に切り替えてしまうのはおすすめできません。

デメリット2:頭皮トラブルの原因になる恐れがある

ドライシャンプーにもさまざまなタイプがありますが、界面活性剤を使ったものは、頭皮に刺激を与えてしまう恐れがあります。特に敏感肌の人は注意してください。頭皮トラブルの例は以下のとおりです。

・かゆみ

・炎症

・湿疹

・フケ

頭皮トラブルを避けるためには、香料やシリコンなど、余計な成分が含まれていないものを選択するのがおすすめです。またタオルドライやブラッシングが必要なドライシャンプーでは、ていねいな作業でしっかりと落とし切るよう注意してください。

デメリット3:紫外線ダメージを受ける恐れがある

ドライシャンプーには、その性質上、皮脂吸着材やアルコールといった成分が含まれているものも少なくありません。その影響で皮膚のバリア機能が低下し、外からの刺激に弱くなってしまう恐れがあるでしょう。

特に注意したいのが、紫外線によるダメージです。ドライシャンプーを使ったあとは、紫外線によるダメージを予防するため、日傘や帽子、UVカットスプレーなど、対策グッズをうまく活用してみてください。

ドライシャンプーの選び方は?

ドライシャンプーを初めて使うとき、その種類の多さから、どれを選べばいいのかで悩む方も少なくありません。種類別の特徴を把握したうえで、自身の状況に合ったものを選択するのがおすすめです。

スタイリング効果を重視したい方には、スプレータイプがぴったり。外出中の皮脂や汗による臭いやべたつきが気になるときでも、水なしですっきりさせてくれます。

とにかく手軽に使用できるため、「まずは一度試してみたい」という方にもおすすめです。一方で、汚れを落とす効果はあまり期待できません。

「ある程度汚れも落としたい」という場合は、拭き取り除去できるシートタイプを選ぶとよいでしょう。

災害時の洗髪用に用意するなら、ムースタイプがおすすめです。シャンプー気分を楽しめるはずです。皮脂や汗を吸着する効果が高いのは、パウダータイプのドライシャンプーです。夏場のお手入れにも向いています。

これらの基本を踏まえて、配合されている成分や香りにも注目してみてください。自身の肌にとって負担が少なく、心地よく使えるものを選択するのがベストです。

ドライシャンプーで気になるポイント2つ

ドライシャンプーを初めて使用する場合に気になるのが、使用後の状態についてです。気になるポイントを2つ解説します。

ドライシャンプー使用後の髪の質感

ドライシャンプーを使用したあとは、頭皮の皮脂が取り除かれ、さっぱりとした感覚を味わえるでしょう。ベタっとした状態の髪も、サラサラになります。

ただし、ドライシャンプーだけでのお手入れには限界があります。最初はすっきりさっぱりしていても、何度も繰り返し使用するうちに、皮脂やべたつきは蓄積していきます。

通常のシャンプーとうまく組み合わせて取り入れることで、いい質感をキープしやすいでしょう。

ドライシャンプーの持続効果について

一般的に、ドライシャンプーの効果は使用後48時間程度と言われています。

とはいえ、具体的な数字はアイテムによって異なりますし、感じ方にも個人差があるもの。お出かけの予定がない週末などを狙って、まずは一度、自分自身で試してみるのもおすすめです。

本記事読者におすすめしたい商品

ドライシャンプー選びで悩んだら、頭皮に優しい天然由来成分配合アイテムに注目するのもおすすめです。以下のアイテムをチェックしてみてください。

ecoluxe(エコリュクス)オールインワン アロマ ドライシャンプー 100ml

ドライシャンプーを便利に活用してみよう

「水がいらない」というキャッチフレーズに惹かれつつも、「汚れはどこへ?」「頭皮に負担をかけるのでは…」といった不安から、ドライシャンプーを敬遠していた方も多いのではないでしょうか。

水なしで手軽に使えるドライシャンプーには、メリットもいっぱいあります。その特徴を知ったうえで正しく活用すれば、非常に便利なアイテムです。

天然由来成分100%の皮膚に優しいドライシャンプーなら、導入時の不安も軽減されるのではないでしょうか。いつでもどこでもシャンプーできるメリットを、ぜひ実感してみてください。

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