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家の中でも、ゴミや汚れが蓄積しやすいのが「床」です。普段何気なくお手入れしているものの、「なぜかすっきりしない」「汚れを落としきれていない感じがする」と思っていませんか。

床の汚れをすっきり除去するためには、拭き掃除を取り入れるのがおすすめです。拭き掃除の基本や、素材別の正しいお手入れ方法について解説します。

掃除頻度や便利アイテムについても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

床拭き掃除の基本的な考え方

床掃除といえば、フローリングワイパーや掃除機を使って、表面に溜まったゴミやホコリを取り除く作業を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

しかしながらこの方法では、床に蓄積した皮脂汚れや油汚れは除去できません。放置すれば、べたつきや黒ずみの原因になってしまうでしょう。こうした汚れを除去するため、欠かせないのが床拭き掃除です。

フローリングや畳など、床材の種類によっては拭き掃除に対して不安を感じることもあるでしょう。まずは基本の流れを確認し、不安を解消してみてください。

拭き掃除の前準備と注意点

床の拭き掃除を行う際に重要なのは、床をできるだけ片付けておくことです。直置きしている荷物は片付け、障害物がない状態に整えておきましょう。

またホコリやゴミが溜まっている状態で拭き掃除をするのも非効率的です。拭き掃除の前には、これらをざっと取り除いてください。

拭き掃除で注意しなければならないのは、「雑巾は硬く絞ってから使う」という点です。

濡らした雑巾で拭き掃除をしたあとは、できるだけ早く乾拭きし、水分が残らないよう注意しましょう。

また床材に無垢材を使用している場合、塗装にも注目してみてください。無塗装もしくはオイル塗装の場合、水分を吸収してしまうため水拭きはNGです。

ウレタン塗装は水拭きOKなので、自宅の塗装を確認したうえで床拭き掃除について検討してみてください。

掃除頻度の目安と基準

床の拭き掃除の頻度は、多すぎても少なすぎても問題が生じます。週に1回~月に1回程度を目安にしましょう。

床の汚れ具合は、家族構成や自宅での過ごし方によっても大きく違ってきます。幼い子どもと一緒に生活している場合や、家の中では裸足で過ごしている場合、キッチンの使用頻度が高い場合は汚れが蓄積しやすいでしょう。

週に1回程度を目安に、こまめにお手入れするのがおすすめです。

普段立ち入る機会が少なく、掃除機でゴミやホコリを除去している部屋では、それほど汚れが溜まらない可能性も。

数か月に1度のお手入れでも、十分に対応できるケースもあります。汚れ具合やべたつき具合を総合的に判断して、自分に合った掃除頻度を検討するのがおすすめです。

床拭き掃除に必要な道具と洗剤

床拭き掃除をする際には、以下のアイテムを用意しましょう。

・フローリングワイパー

・マイクロファイバークロス

・お湯

・重曹

・バケツ

床拭き掃除には、マイクロファイバークロスを使用するのがおすすめです。極細繊維を原料に作られた布で、柔らかい手触りが特徴的。細かな繊維が、汚れをしっかりとキャッチしてくれるでしょう。

油汚れや皮脂汚れを除去するためには、アルカリ性の洗浄成分を使用するのがおすすめです。

バケツにお湯2リットルを入れたら、重曹を小さじ5杯分投入しましょう。

大掃除をする際には、10~20枚のクロスをひたしてあらかじめ絞っておくと、家中素早くピカピカにできます。

もちろん、床材に合わせた専用の洗浄剤を使用するのもおすすめです。

日常的なメンテナンス方法

基本的な拭き掃除の方法は、以下の手順で行ってください。

1.床のゴミやホコリを取り除く

2.硬く絞った布で拭き掃除をする

3.素早く乾拭きする

フローリングも畳も、基本のお手入れ方法は変わりません。「すぐに乾くから」と乾拭きを省略しないようにだけ、注意してください。

汚れがひどい場合の対処法

食べこぼしや頑固な黒ずみ汚れなど、床の一部分だけが特に汚れてしまっている場合、そこだけを特別な方法でお手入れするのがおすすめです。

フローリングの場合、セスキ炭酸ソーダを使ってお手入れしましょう。

水200ミリリットルにセスキ炭酸ソーダを小さじ2分の1杯分入れて、よく混ぜればOKです。

汚れが気になる部分にスプレーして拭き掃除をしたあと、水拭き、乾拭きの手順で仕上げます。

食べこぼしには、床掃除にも使える中性洗剤を使うのがおすすめです。食べこぼし汚れに悩まされやすい子育て中は、専用洗剤を事前に用意しておくのもよいでしょう。

フローリングの適切な掃除方法

床拭き掃除は、床材の種類によってもやり方や注意点が異なります。まずはフローリングのお手入れ方法をチェックしていきましょう。

フローリングの特徴と注意点

フローリングには、大きく分けて以下の2つの種類があります。

・合板フローリング

・無垢フローリング

手頃な価格で扱いやすいのが、合板フローリングの特徴です。

比較的水に強く、水拭きによるお手入れも特に問題はありません。一方、自然の木材をそのまま活かした無垢フローリングは、水に弱いという特徴があります、

無塗装のものは特に、水拭きしないよう注意してください。汚れてしまった部分のみ、固く絞った布で拭き取るのがおすすめです。

独特の風合いを楽しめたり、肌触りがよかったりするのが無垢フローリングの特徴です。

採用するご家庭も増えているので、フローリングを拭き掃除する際には、まず「水拭きできる素材なのかどうか」を確認するようにしてください。

専用洗剤の選び方

フローリング掃除用の洗剤は、汚れの性質に合わせて選択するのがおすすめです。床に付着する汚れは酸性の性質を持つものが多いため、アルカリ性の洗剤を使うと効果的です。

幼い子どもやペットと一緒に生活している場合、洗剤に含まれる化学物質が健康面に影響を与える可能性も。自然素材を用いた、人にも環境にも優しいタイプの洗剤を選ぶのもおすすめです。

水拭きの際の注意点

フローリングを水拭きする際に重要なのは、掃除後の床を素早く乾燥させることです。水拭きだからと、床をベタベタにするのは避けてください。

水拭き後は素早く乾拭きするのがポイントです。乾いた布をあらかじめ用意しておくと、作業をスムーズに進められるでしょう。

ワックスのかけ方と頻度

フローリングにワックスがけが必要かどうかは、床材の種類によっても異なります。最近はワックス不要タイプも増えているので、まずは確認してみてください。

ワックスがけが必要な場合、おすすめの頻度は1年に1~2回程度です。床用洗剤を使って汚れやゴミ、油分をしっかりと拭き取ったあと、木目に沿ってワックスを薄くムラなく塗っていきましょう。自然乾燥させてお手入れは完了です。

畳の拭き掃除のポイント

畳といえば、「湿気を嫌うもの」というイメージを抱いている人も多いでしょう。とはいえ、やはり掃除機がけだけでは落としきれない汚れもあります。拭き掃除のポイントは、以下を参考にしてみてください。

畳の特性と掃除のコツ

畳は湿気を嫌うものですが、1か月に1度程度は固く絞った雑巾で拭き掃除をするのがおすすめです。畳の目に沿って、ダメージを与えないよう注意しながらお手入れしましょう。水拭き後は、乾拭きをして仕上げます。

畳の拭き掃除をする際には、重曹の使用は避けてください。黄ばんでしまう恐れがあります。拭き掃除には柔らかい布を使って、ダメージを防ぎましょう。

乾拭きと湿拭きの組み合わせ法

畳のお手入れは、乾拭きが基本です。畳の目に入り込んだ小さなゴミを、掃除機だけで取り除くのは難しいもの。

柔らかい布で乾拭きをすれば、小さな隙間に入り込んだホコリまで、すっきり除去できるでしょう。

乾拭きをしていく中で特に汚れが気になる場所があれば、その部分だけ、固く絞った雑巾で水拭きするのもおすすめです。両者をうまく組み合わせましょう。

畳用掃除アイテムの選択

先程もお伝えしたとおり、畳の水拭きに重曹は使用できません。殺菌効果があるクエン酸を使用するのがおすすめです。

畳で悩まされやすい、カビやダニを予防できます。バケツ半分くらいのお湯に小さじ1杯分のクエン酸を加え、濡らした雑巾を固く絞ってお手入れしましょう。

ただしまだ新しい青々とした畳は、クエン酸によって色褪せてしまう可能性も。十分に注意してください。

タイルや石材床の掃除方法

タイルや石材床は、見た目もオシャレで汚れに強いという特徴があります。拭き掃除のポイントは以下のとおりです。

タイルや石材の特性

タイルや石材は、フローリングや畳よりも水に強く、水拭きによるお手入れがしやすいという特性があります。ひどく汚れてしまったときも、水や洗剤を使って難なくきれいにできるでしょう。

ただし室内に使われている床材を、水でベタベタにしてお手入れするのはおすすめできません。基本的には固く絞った雑巾でお手入れしたあと、乾拭きで仕上げるようにしてください。

しつこい汚れの落とし方

タイルや石材床に汚れが付着してしまった場合、中性洗剤を使ってお手入れするのがおすすめです。

水に中性洗剤を溶かして優しくこすってきれいにしたあと、しっかりと水拭きして洗剤成分を取り除きます。最後は乾拭きで仕上げましょう。

タイルの目地部分は柔らかい素材で傷つきやすいという特徴があります。ゴシゴシと強くこすらないよう、注意しましょう。

きれいな状態をキープするためのコツ

タイルや石材床をきれいに保つためには、水アカやカビを防ぐことが大切です。汚れが付着したらできるだけ早く取り除き、水拭き後は素早く乾燥させるようにしてください。

フローリングや畳と同様に、乾拭きで仕上げるのも重要なポイントです。

またタイル・石材専用のコーティング剤を塗布するのもおすすめです。光沢を長くキープするとともに、汚れを防いでくれるでしょう。

床材そのものの風合いを活かしつつ、日常のメンテナンスを楽にできるというメリットがあります。

本記事読者におすすめしたい商品

床の拭き掃除をできるだけ楽に終わらせたい…と思ったら、便利アイテムを活用してみてはいかがでしょうか。

子育て世帯でも安心して使える、人にも環境にも優しいおすすめアイテムを紹介します。

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床の拭き掃除は正しい方法で

床をすっきりきれいに保つためには、拭き掃除が重要です。床材の種類に合った正しいメンテナンス方法を知り、快適な空間をキープしましょう。

重曹を使った自然派お手入れもよいですが、天然由来成分をふんだんに使った便利なお掃除アイテムを活用するのもおすすめです。 汚れをすっきり除去しつつ、人にも環境にも優しい掃除を実践してみてくださいね。

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