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マスクを身に着けている時間が増えている今、新たな肌トラブルに頭を悩まされる人が増加しています。マスクが原因で肌荒れしてしまった場合でも、簡単に「外す」という選択ができないのが難しいポイントです。

そもそも、いったいなぜマスクが原因で肌荒れしてしまうのでしょうか。気になる原因や具体的な症状とともに、肌荒れしないマスクの選び方や使い方のポイントなどをわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてみてください。

マスクの肌荒れ問題とは

マスクの肌荒れ問題は、装着時間が長い人に多く見られるトラブルです。医療や介護職に従事している方にとって、マスクは欠かせないアイテムです。

接客中や通勤中など、不特定多数と接する場所では、まだまだマスクが手放せない…と感じている方も多いでしょう。

マスクを手放さないまま肌荒れ症状をケアするためには、まず正しい知識を身に付けることが大切です。マスクによって引き起こされる肌荒れの、基礎知識を紹介します。

マスクが原因で起きる肌荒れ症状とは?

マスクが原因で起きる肌荒れ症状は、主にマスクでおおっている部分や周辺部に現れます。具体的には、以下のような症状が挙げられます。

・ニキビ

・湿疹

・かゆみ

・赤み

・乾燥 など

これらの症状が単一で現れるケースもあれば、複合的に現れる場合もあるようです。また、積極的なケアでいったん快方に向かったとしても、何度も繰り返してしまう方も少なくありません。普段から敏感肌に悩まされている場合は、特に注意が必要です。マスクによる影響も受けやすいでしょう。

マスクで肌が荒れる3つの原因

ではいったいなぜ、マスクの着用で肌荒れしてしまうのでしょうか。主な原因は以下の3つと考えられています。

・ムレ

・乾燥

・摩擦

マスクの内部は、呼気や汗によって湿度が上昇しやすい環境にあります。自然と肌がムレやすくなり、雑菌が繁殖しやすい状態に。その結果、ニキビや湿疹に悩まされるケースも少なくありません。

湿気で柔らかくなった肌は、バリア機能が低下した状態になります。外部からの刺激を受けやすく、デリケートになってしまうでしょう。

またマスク着用中はうるおっていても、外したあとは一気に乾燥が進んでしまいます。マスクに限らず、水分が付着した肌をそのまま放置すると、「水で濡れる前よりもカサカサになってしまった…」と感じる方は多いのではないでしょうか。

これは、肌表面の水分が蒸発する際に、内側の水分まで奪ってしまうためです。マスクを付けたり外したりする中で、皮膚内部のうるおいは自然に低下し、やはりバリア機能が低下してしまいます。

最後に、マスク着用時の摩擦は、外的な刺激となって肌に負担を与えます。ムレたり乾燥したりして敏感になった肌を、硬い繊維でゴシゴシこする様子をイメージしてみてください。炎症によるかゆみや赤みを引き起こしてしまうでしょう。

肌荒れを防ぐためにはスキンケアが重要

マスクで肌荒れしないためには、着用しないのが一番です。しかしながら、「仕事の都合上、どうしてもマスクが手放せない…」という方は決して少なくありません。

このような場合、マスクの負担に負けない肌作りが大切です。ぜひ普段以上に、ていねいにスキンケアを行ってください。

マスクを外したあとは、適切な方法でクレンジング&洗顔をしましょう。汚れをしっかりと落とし切ることが、肌トラブルを予防するための第一歩です。

ただし、クレンジングも洗顔も、誤った方法で行うとさらに負担をかけてしまいます。刺激の少ないクレンジング剤や洗顔料を選び、ごしごしこすらないよう注意しながら洗ってください。

すすぎをする際には、お湯ではなくぬるま湯を使うのも大切なポイントです。汚れはしっかりと落としつつ、皮脂は落としすぎずうるおいを守りましょう。

洗顔後には急激に肌が乾燥していくため、素早く保湿ケアを行いましょう。化粧水には、セラミドやヒアルロン酸など、保湿成分をたっぷりと含んでいるものがおすすめです。

乳液やクリームで水分を逃がさないためのフタをするところまで、忘れずにケアしてください。適切なスキンケアでバリア機能を高められれば、マスクの刺激にも負けにくくなります。

生活習慣の改善も忘れないで

スキンケアと聞くと、外部からのアプローチを思い浮かべがちです。洗顔から保湿までの一連の流れとともに、ぜひ生活習慣改善による内側からのケアも、積極的に行ってみてください。

栄養バランスの良い食事を摂取し、十分な睡眠時間を確保しましょう。栄養面では、特に腸内環境改善を意識するのがおすすめです。腸内環境が悪化すると、肌の状態も悪くなります。発酵食品や食物繊維は、意識して摂取するようにしましょう。

また適度な運動を取り入れると、全身の血液の巡りが良くなり、肌質改善にも効果的です。激しい運動をする必要はないので、ウォーキングにヨガなど、気持ちよく身体を動かせるメニューを選んでみてください。ストレス解消や睡眠の質の向上にも役立つでしょう。

肌荒れしないマスクの選び方

もともと肌が敏感な場合、マスクそのものの選び方への工夫も大切です。肌荒れしないマスクの選び方として、2つのポイントを紹介します。

素材選びのポイントとは?

肌荒れしないマスクを選ぶため、まず注目したいのは「素材」についてです。感染リスクをしっかり抑えられる機能を持ちつつ、なおかつ肌への刺激が少ない素材を選んでみてください。

マスクの素材として多いのは「不織布」ですが、ゴワゴワしていてやや硬めの印象があります。近年は、肌触りや通気性の良さにこだわった製品も増えているので、ぜひ注目してみてください。医療機関でよく使われている、ラテックスフリーのマスクもおすすめです。

マスクの素材にこだわれない場合は、肌との接着面にガーゼや布を挟み込むのも良いでしょう。マスクが直接触れないため、摩擦によるダメージが軽減されます。

サイズ選びも重要なポイント

マスク選びでもう一つ重要なのが、「サイズ」についてです。顔に対して大きすぎるマスクを付けると、隙間が空いて外気が流れ込みます。乾燥を招いてしまうでしょう。

一方で、小さすぎるマスクを選ぶと、皮膚とマスクがこすれてダメージが大きくなってしまいます。ぴったりフィットするサイズを選ぶことが、肌荒れしないための重要ポイントです。

マスクのサイズをはかるためには、まず親指と人差し指でL字を作ってみてください。親指を耳の上の付け根部分に当て、人差し指を鼻の付け根の一番低い部分から下1センチのところに当てます。親指と人差し指の間の距離をはかり、以下の基準に当てはめましょう。

子ども用 → 9~11センチ

小さめ → 10.5~12.5センチ

ふつう → 12~14.5センチ

大きめ → 14センチ以上

ぴったりサイズを見つけやすくなります。

マスク使用中の4つの注意点とは?

マスクによる肌荒れを防ぐためには、マスク着用中に以下の点に注意しましょう。4つの注意点を紹介します。

汚れたマスクを再装着しない

マスクの内側には、メイクや皮脂、汗に菌など、さまざまな汚れが付着しています。何度も繰り返し使用するのは、非常に不衛生です。

肌にも負担をかけてしまうので、汚れたマスクを再装着しないよう注意してください。清潔な状態をキープできるよう、こまめに交換するよう意識しましょう。常に予備を持ち歩くのもおすすめです。

マスクを外す際に下へとずらさない

マスクを外すとき、下に引っ張ってずらしていませんか。実はこれも、皮膚を傷付ける行為です。引っ張られたマスクの素材が敏感になっている肌の表面を擦り、トラブルの原因になってしまいます。マスクを外す際には、必ず耳掛けゴムを取るようにしてください。

汗を放置しない

マスクの内側には湿気が溜まり、汗をかきがちです。面倒だからという理由で、この汗を放置するのも禁物です。汗に気付いたらマスクを外し、柔らかい布で優しく汗を拭き取ってください。

何度拭いてもまたすぐに汗をかいてしまう…という場合は、マスクの中にあらかじめ布やガーゼ、ティッシュなどをはさんでおくのがおすすめです。しっとりしてきたタイミングで交換すれば、素早く汗を吸収し、またマスク内部の湿度コントロールもしやすくなります。

紫外線対策を怠らない

マスクを着用中には、紫外線対策を怠ってしまう方も多いのではないでしょうか。マスクが顔の下半分をおおってくれるため、わざわざ日焼け止めを塗らなくても大丈夫…というのは誤りです。

実際には、マスクは紫外線を完全にカットしてくれるわけではありません。また顔の側面はマスクから出ているため、なんの防御もない状態で紫外線にさらされてしまいます。

紫外線は、肌の老化やバリア機能の低下をもたらす非常に大きな原因です。マスク着用中もしっかりと日焼け止めを塗って、対策をしましょう。

特に注意が必要なのは、マスクのゴム紐が当たる側面部分です。もともと塗り残しが発生しやすいことに加えて、ゴムやマスクが擦れるため、日焼け止めが落ちやすくなります。油断せず、何度も繰り返しケアしてください。保湿効果のあるものを選ぶのもおすすめです。

肌荒れしないマスクが気になる方におすすめしたい商品

毎日着用するマスクは、素材からこだわるのがおすすめです。肌ダメージが気になるときは、特に刺激が少ないマスクを選択してみてください。おすすめ商品は以下のとおりです。

ナチュラムーン オーガニックコットン マスク ふつうサイズ 大容量 30枚入

肌荒れしないためのマスク選びと着用のコツをマスターしよう

マスクで肌荒れするとわかってはいても、さまざまな事情で外せない…。このような悩みを抱えている方は、決して少なくありません。

職業柄マスクが欠かせなくても、ほんの少しの工夫で肌状況を改善できる可能性があります。肌荒れしないマスク選びのコツを知り、日常生活に役立ててみてください。

快適に身に着けられるマスクを見つけられれば、肌トラブル以外の不快感やストレスも和らげられるのではないでしょうか。なぜマスクをすると肌荒れするのかを把握したうえで、自分に合ったマスクを購入・使用してみてください。

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