生理中の横漏れがひどい方必見!原因・対策・予防・受診のポイントをわかりやすく解説
生理中、悩む方も多いのが「横漏れ」トラブルです。経血が漏れれば、下着や洋服が汚れてしまうだけではなく、周囲から指摘され恥ずかしい思いをする可能性もあるでしょう。多い日には、「横漏れが不安で活動を制限されてしまう」という方もいるのではないでしょうか。
いったいなぜ生理中に横漏れトラブルが発生してしまうのか、原因を解説します。効果的な対策方法や普段から実践したい予防法、病気の可能性についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
横漏れの原因とは
横漏れとは、ナプキンに吸収しきれなかった経血が、ショーツの横から漏れてしまう状態を指します。経血量が多い2~3日目に発生しやすいトラブルで、生理中のストレスになりやすいポイントだと言えるでしょう。「いつ横漏れするか…」とヒヤヒヤする方や、実際に「会社のイスを汚してしまった…」というケースも少なくありません。
モヤモヤしつつも、多くの女性が「ある程度は仕方がないこと」と受け入れてしまう横漏れですが、実は経血が漏れ出てしまうのには原因があります。3つのポイントを紹介するので、自身に当てはまる点がないか確認してみてください。
生理用品の選び方を間違えている
生理用ナプキンには、吸収できる経血の量によってさまざまな種類があります。
・軽い日用
・昼用
・多い日用
・夜用
・特に多い夜用
軽い日用のナプキンは、吸収できる経血量が少ない反面、着け心地が軽く負担になりにくいというメリットがあります。反対に吸収力が高いナプキンは、下着の中でかさばったり、着用感が悪かったりする可能性があるでしょう。たとえば着け心地の軽さを重視して、経血量が多い日に軽い日用を使っていると、ナプキンが吸収できる範囲を超えてしまい、横漏れする恐れがあります。
また経血量に見合ったナプキンを使用していても、装着時間が長くなり過ぎれば、当然限界を超えてしまう可能性も。吸収力や装着時間に問題がなくても、一度にドバっと経血が排出され、吸収スピードが追い付かずに横漏れしてしまうケースもあります。
ナプキンを適切に装着できていない
ナプキンの多くは、裏面にあるテープで固定する仕組みです。位置が悪かったり使用中にズレてしまったりすると、経血が吸収されず漏れ出してしまうでしょう。「横漏れしているのにナプキンはそれほど汚れていない」「後ろや横にずれてしまっている」という場合、こちらの原因が考えられます。
またナプキンを装着する際、身体との間に隙間があると、経血が肌をつたって流れ漏れやすくなります。下半身を動かす機会が多い場合は特に、身体にしっかりとフィットする形で、ナプキンを装着することが大切です。
経血量が増えている
経血量には個人差があり、また個々の身体の状態によっても変化します。「これまでは昼用ナプキンで十分対応できていたのに、横漏れするようになってきた」という場合、経血量が増えている可能性があります。婦人科で相談してみるのもおすすめです。
生理中に横漏れさせないための対策方法とは?
生理中の横漏れがひどい…と悩んでいる方は、経血を漏らさないための工夫を取り入れてみてください。
生理用品は適切に使用する
横漏れ防止にもっとも重要なのは、生理用品を適切に使用することです。自身の経血量に合ったタイプのナプキンを選び、簡単にはズレないよう、しっかりと装着してみてください。
経血量は毎回異なり、完璧に予測するのは難しいでしょう。しかしながら、生理周期や経血量について、毎回記録をとっておくと大体の傾向がわかってきます。とりあえず半年分くらいの記録をとってみれば、何日目にどのナプキンを選択すれば失敗しないのか明らかになるでしょう。
また、これまで羽なしタイプを使っていた場合、羽ありタイプに変更するのもおすすめです。横漏れしやすい部分を羽でしっかりと留められるため、ナプキンのズレを予防できます。ギャザー付きタイプなら、ナプキンと肌の間に隙間が生じたときも、流れ出るのをブロックしてくれるでしょう。
それでも対応しきれない場合や、夜間の無意識の動きが原因で漏れてしまう場合、ショーツ型のナプキンを使用するのもおすすめです。全体で経血を吸収してくれるため、漏れるおそれはありません。1枚当たりのコストは通常のナプキンより高いものの、安心感は抜群です。
ナプキンを貼り付けるときは、ショーツに対して真っ直ぐになるよう位置を調整し、真ん中部分からしっかりと固定していきます。羽つきタイプは、羽部分をショーツ裏側に折り込んでから、テープを貼り付けてください。前後ろの区別がある場合、貼る方向にも注意しましょう。
状況によっては生理用品の併用も検討する
特に月経量が多い日や、ナプキンをこまめに交換するのが難しいとわかっている日は、ナプキンにそのほかの生理用品を組み合わせて使うのもおすすめの方法です。たとえば、タンポンや月経カップを使えば、経血が流れ出る前にキャッチできます。
ナプキンと併用すれば、安心感も抜群です。どの組み合わせが自分にとってもっともストレスがないのか、ぜひ検討してみてください。
下着や衣類選びにも工夫する
経血の横漏れ防止には、下着や衣類選びも重要なポイントです。漏れにくくするための工夫を取り入れましょう。
まず経血が多い日のショーツは、サニタリーショーツを選ぶのがおすすめ。普通のショーツよりも身体にフィットしやすく、経血が漏れてしまったときでも外部に影響を与えにくい仕様になっています。
横漏れだけではなく、臭いやムレといったトラブルに対応したアイテムも多く、生理期間を少しでも快適に乗り切るため、必須と言えるでしょう。
また、ショーツの上にはオーバーパンツを組み合わせてみてください。重ね履きにより、フィット感が上昇します。ナプキンがズレにくくなるので、身体を動かす機会が多い方にもおすすめです。
横漏れ予防のためには生活習慣の見直しを
経血の横漏れは、「自分が想定していたよりも経血量が多かった」という場合に発生する可能性が高いトラブルです。日常生活の工夫で、生理周期の乱れを正すことも大切です。特に意識して見直したいポイント2つを紹介します。
生活習慣の見直し
自身の生理周期をより健康的に整えるため、まず見直したいのが生活習慣です。寝不足や運動不足は、ホルモンバランスの乱れにつながる可能性も。規則正しい生活を心掛け、心身ともに整えていきましょう。
女性の身体は心の状態とも密接に関わっていると言われていて、ストレスを溜め込むのは禁物です。ストレス解消の方法も検討し、取り入れてみてください。
また、女性に多い「冷え性」も、生理関連のトラブルを引き起こす原因の一つです。冷えを感じにくいよう、衣類や下着選びには注意しましょう。意外と見落としがちなのが、生理用ナプキンについてです。
一般的な生理用ナプキンに使われている高分子吸収材は、水分を取り込むと冷たくなるという特性を持っています。下腹部からの冷えを予防するためには、高分子吸収材不使用のナプキンを選ぶのもおすすめです。
食生活の見直し
女性の身体や生理に、日々の食事は非常に大きな影響を与えます。さまざまな栄養素をバランスよく摂取しましょう。また、過度なダイエットは禁物です。体重を減らしたい場合も、食事制限だけに頼るのではなく、運動を取り入れたダイエットメニューを検討してみてください。
医師に相談すべき場合とは?
生理中の横漏れがひどい場合、自分で対処するだけではなく、医師に相談したほうが良いケースもあります。どのようなケースが該当するのか、またどういった治療が行われるのか参考にしてみてください。
重度の横漏れの原因と病気の可能性
横漏れ対策をしていても、経血量によっては限界があります。ナプキンを当てていても、わずか1時間ほどで横漏れしてしまうような場合、「過多月経」が疑われます。過多月経とは、1回の生理で排出される経血の量が、通常よりも多い状態を指します。
経血量によっては、隠れ貧血に陥ってしまう可能性もありますし、日常生活に支障をきたすようなケースもあるでしょう。
専門医の診断と治療方法
婦人科で過多月経と診断されたら、ピルや薬の服用により、経血量を減らしたり月経を抑えたりする治療が行われます。生理時の負担が少なくなれば、横漏れへの不安感も低減できるでしょう。
女性にとって生理は毎月のことで、過多月経であっても「こういうもの」と受け入れてしまっているケースも少なくありません。毎月のように横漏れに悩まされている場合、一度専門医に相談してみるのもおすすめです。
生理中のひどい横漏れが気になる方におすすめの商品4つ
生理中の横漏れに悩んだら、生理用品を変えてみるのもおすすめです。快適性にこだわった生理用品ブランド「NaturaMoon(ナチュラムーン)」より、4つの人気商品を紹介します。
生理中の横漏れがひどい場合は適切な対策を
生理中の横漏れに対して、「仕方がない…」と我慢する必要はありません。ひどい場合は、婦人科で相談してみるのも良いでしょう。健康面で特に問題がない場合は、生理用品や下着の選び方、使い方によってストレスを和らげられる可能性があります。ナチュラムーンのおすすめアイテムも、ぜひ活用してみてくださいね。