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おりもので下着が汚れるのを防ぐため、便利に使えるのがおりものシートです。

生理用ナプキンとは違い「絶対に必要」というわけではないため、みんなはどうしているのか、使用したほうがよいのかどうか、悩む人も多いのではないでしょうか。

なかなか人には聞きづらいおりものシートの使用状況について、くわしく解説します。使用率やメリット・デメリット、選び方のポイントなどを参考にしてみてください。

おりものシートの使用率について

まず気になるのが、「みんなはどれぐらいおりものシートを使っているの?」という点です。身近な人には聞きづらい、リアルな状況をチェックしてみましょう。

調査結果から見るおりものシートの使用状況

株式会社フェリシモは、運営する通販サイト「flufeel(フラフィール)」上で、おりものシートの使用状況に関するアンケート結果を公開しています。

”Q.おりものシート、使っている? 使用頻度は?

使っている(頻度:日に1~2回)  47%

使っている(頻度:取り替えない)  22%

使っていない  15%

使っている(頻度:日に3~4回)  11%

使っている(頻度:日に5回以上)  5%”

※フラフィール「フランナーコラム 実は話」(https://www.felissimo.co.jp/flufeel/story/column/4377/)より引用

この調査によると、「おりものシートを使っていない」と答えた人の割合は、全体のたった15%という結果に。

残り85%の女性が、何らかの形でおりものシートを使っていることがわかります。生理用ナプキンとは違い、「絶対に必要」とまでは言えないアイテムではありますが、ほとんどの女性にとって生活に欠かせないアイテムとなっている様子がうかがえます。

おりものシートを愛用する年代とは

おりものシートは、幅広い年代の女性が愛用しているアイテムです。おりものとはもともと、子宮や膣から排出される分泌物のこと。

体内に細菌が侵入するのを防いだり妊娠をサポートしたりする役割を持ち、女性ホルモンの分泌量の増加とともに増えていきます。

初潮を迎える頃から徐々に分泌量が増え、20代後半から30代前半にかけてピークを迎えると言われています。おりものシートの必要性が増すのも、主にこの時期だと言えるでしょう。

とはいえ40代を迎えると、女性の身体のリズムは徐々に不安定に。生理のタイミングがつかみにくくなったり、軽い尿漏れが気になったりすることもあるでしょう。

こうした状況をカバーする目的で、おりものシートが手放せない女性も少なくないようです。

おりものシートを使用する主な理由

おりものシートを使う目的は、人によってさまざまです。主な理由を紹介するので、こちらもぜひチェックしてみてください。

・お気に入りの下着を汚したくない

・生理が始まりそうなタイミングでの予防策として

・ショーツが傷むのを防ぎたいから

・デリケートゾーンのニオイ対策のため

・手軽に使える尿漏れパッドとして活用している

おりものは酸性の性質を持ち、付着してから時間が経つと、簡単には落ちない頑固な汚れになってしまいます。また、どことなく酸っぱいニオイがするのも、ごく自然な状況です。汚れたタイミングでさっと捨てられるおりものシートは、ニオイ対策が施されているアイテムも多いもの。女性が抱えるデリケートなお悩みをスマートに解決してくれるでしょう。

生理が始まりそうなタイミングでナプキンを付けると、安心感はあってもムレてしまいがちです。

おりものシートを使えば、安心感と快適性を両立できます。軽い尿漏れにも対応できるおりものシートなら、より幅広いお悩みをケアしてくれるでしょう。

毎日使っている人の割合とは

女性の身体にまつわるさまざまな情報を共有できるサイト「フェムテックtv」でも、おりものシートに関するアンケート結果を公開しています。

「おりものシートを着ける頻度は?」という質問に対して、全体の62%が「毎日」と回答。25%が「気になったときだけ」、9%が「生理前」、5%が「生理後」と回答しています。(※1)

おりものシートを愛用中の女性たちの中には、「毎日使用する」派が半数以上という結果になりました。一度使ってそのメリットを実感すると、「手放せない」と感じる人も多いのかもしれませんね。

おりものシートを毎日使用するメリット

おりものシートを毎日使用するメリットは、決して少なくありません。具体的なポイントを4つ紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

デリケートゾーンを快適に保てる

おりものや汗で下着が汚れてしまった場合でも、外出先で交換するのは簡単ではありません。おりものシートを使っていれば、交換するだけで常に清潔かつ快適な状態を保てるでしょう。

汚れに雑菌が繁殖する恐れもありませんし、汗でベタつくこともありません。通気性のよいおりものシートを使えば、ムレることなく快適に過ごしやすいでしょう。

ニオイを気にせず過ごせる

デリケートゾーンのニオイについて、不安を抱えている女性は少なくありません。

おりものシートには、消臭効果がある素材を使用し、華やかな香りを付加した製品も少なくありません。「もしかしてニオっているのでは…」と不安感を抱くこともないでしょう。

ショーツがすぐに傷んでしまうのを防げる

ブラジャーとショーツをセットで購入したとき、ショーツのほうが先に傷んでダメになってしまう…という人も多いのではないでしょうか。

おりものシートでショーツの汚れを軽減できれば、傷むことなく長持ちさせられます。お気に入りの下着を長く愛用可能です。

おりものの変化に敏感になる

おりものとは、女性の身体の変化を示すバロメーターでもあります。シートを取り外す際には、分泌物の状態が自然と目に入ることに。変化を敏感に察知できるでしょう。

自分の身体のリズムをつかむほか、不調を早期発見する効果も期待できます。

おりものシートを毎日使用するデメリット

一方で、おりものシートを毎日使うデメリットも存在しています。こちらも4つのポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

肌への負担とトラブル

おりものシートを毎日使用する場合に、注意しなければならないのが肌トラブルです。下着のみの場合と比較すると、やはり通気性は悪くなってしまうでしょう。

シートが触れる刺激やムレが原因となり、肌荒れやかゆみといったトラブルが起きる可能性があります。

肌への負担を和らげるためには、できるだけ肌に優しい素材を選び、使用しない時間を設けて肌を休めることが大切です。

トラブルの気配を感じたときには、いったん使用をやめましょう。

環境への影響

使い捨てタイプのおりものシートは、製造段階でも廃棄段階でも環境に負荷をかけます。

毎日使用する場合、使用量も廃棄量も増加。影響はゼロではありません。環境負荷を最小限にした製品を使用するほか、繰り返し使用できる布タイプを選択するのもおすすめです。

経済的負担の上昇

おりものシートを毎日使えば、そのぶん経済的な負担も重くなります。「肌に優しいもの」や「環境負荷が少ないもの」にこだわろうと思うと、やはりコストは高くなりがちです。

長時間使用の危険性

薄くて軽いおりものシートは、長時間使用しても負担を感じにくいのが魅力の一つ。しかしながら、汚れた状態のシートを長時間使い続けると、雑菌が繁殖しトラブルの原因になる恐れがあります。長時間使用のリスクをしっかりと認識したうえで、常に清潔に保つことが大切です。

おりものシートの選び方

ネットショップやドラッグストアをのぞいてみると、多種多様なおりものシートが販売されているのがわかります。「自分に合うものをどう選べばいいのかわからない…」と悩む人も多いのではないでしょうか。

おりものシートを選ぶ際に注目したいポイントは以下の5つです。

・素材

・吸収力

・香料

・コストパフォーマンス

・パッケージ

肌に優しい素材を求めるなら、オーガニックコットン100%のものを選ぶのがおすすめ。

通気性がよく、下着と同じような感覚で身に着けられるでしょう。おりものの量が多い人や、尿漏れパッドとしての機能も期待する場合、吸収力が重要なポイントに。

レギュラータイプではなく、ワイドタイプやロングタイプを選択できれば、不安なく身に着けられるはずです。

おりものシートには無香料タイプと香り付きタイプがあり、どちらが好みか選んでみてください。

無香料でも消臭機能にこだわった製品は多くありますし、香り付きを選べばふとした瞬間に好みの匂いを楽しめるでしょう。

常に清潔に保つためには、コストパフォーマンスや持ち運びのしやすさも重要なポイントです。

無理なく使用し続けられる価格帯であること、パッケージがコンパクトでバッグやポケットに忍ばせやすいことも確認してみてください。

おりものシートの使用者のレビュー

おりものシートの使用で何らかの迷いを抱いている場合、実際に使っている人の意見を参考にしてみるのもおすすめです。

毎日使用する派、使用頻度を控える派の意見をそれぞれ紹介します。

毎日使用する派の意見

まずはおりものシートを毎日使用する派の意見を見ていきましょう。

・下着を汚したくないから、もはや手放せない

・ショーツを手洗いする手間を省けるのがうれしい

・生理が不規則なので、安心のために身に着けている

おりものシートの機能性に魅力を感じ、毎日使っている人も多いのでしょう。

使用頻度を控える派の意見

一方、おりものシートの有用性を認識しつつ、あえて使用頻度を控えている人もいます。

・以前は毎日使っていたけれど、ムレが気になるので本当に必要なときだけに切り替えた

・おりものが少ない時期には必要ない

不快感や肌トラブルが気になる場合は、頻度を抑えたほうが快適に過ごしやすいでしょう。通気性がよく、ムレないものを探してみるのもおすすめです。

おすすめの使用方法

非常に便利なおりものシートですが、長時間使用により肌への負担が増加する可能性があるのも事実です。

「外出中のみ使う」「おりものの分泌量を見極め、使用するかどうか判断する」といった工夫で、少しでも肌を休める時間を設けるとよいでしょう。

また汚れたシートは、できるだけ早く交換するのも大切なポイントです。交換しやすいアイテムを選び、使用するのもよいでしょう。

本記事読者におすすめしたい商品

おりものシート選びで悩んだときには、以下の3つのアイテムに注目するのもおすすめです。肌への負担が少ないおりものシートで、快適に過ごしましょう。

敏感肌にも安心のオーガニックコットン100%おりものシート

ロングサイズで吸水力アップ!ナプキン代わりにもおすすめのおりものシート

洗って何度でも使えるエコなおりものライナー

おりものシートに関する疑問を解消し快適な毎日へ

おりものシートは、デリケートゾーンに関するお悩みを解消し、女性の快適な生活をサポートしてくれるアイテムです。

ぜひ積極的に取り入れてみてください。毎日使う場合デメリットも気になりますが、素材や通気性にこだわってアイテムを選び、清潔な状態をキープできれば不安も最小限にできるでしょう。今回紹介した情報も、参考にしてみてくださいね。

※1 https://femtech.tv/news358/

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