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気温が下がり空気が乾燥する季節には、「咳」に悩まされる機会も多くなります。

ひどいときには、止まらない咳が原因で夜眠れなくなってしまうケースも。症状が長引くと、「なにか悪い病気なのでは…」と不安を感じてしまいがちです。

いったいなぜ、空気が乾燥すると咳が出やすくなるのでしょうか。

辛い症状を緩和させるための家庭療法や、病院に行くべきかどうかの判断基準、咳予防に役立つおすすめアイテムなど、気になる情報とともにお伝えします。

乾燥による咳のメカニズムを理解する

乾燥による辛い症状を改善するため、まず知っておきたいのは咳が出るメカニズムについてです。

乾燥が人間の喉にもたらす影響や、そのほかの要因との関係性について学んでいきましょう。

乾燥が咳を引き起こす理由

「空気が乾燥すると咳が出やすくなる」と感じる人は決して少なくありません。そもそも咳とは、人間に備わっている防御反応の一つです。

呼吸によって外部から空気を取り込んだとき、酸素とともにウィルスや菌、ホコリや花粉、ダニといった異物が侵入します。

これらの物質が酸素とともに肺に侵入しないよう、気道でキャッチ。咳という形で、体外へと押し出そうとするのです。

気道の防御反応が十分に働くためには、適度な湿り気が必要です。乾燥した状態では異物をうまく排除できず、炎症が起きたり感染症の原因になったりします。

この炎症や感染症が原因で、咳が出やすくなると考えられるでしょう。

また乾燥そのものが刺激となり、気管支に影響を与えてしまう可能性も。喘息を始めとする呼吸器疾患を患っている患者さんの場合、咳が止まらなくなってしまう恐れもあるため、十分に注意してください。

乾燥と他の要因との関係

乾燥とともに、喉に影響を与えやすいのが「冷気」や「アレルゲン」といった要因です。

喉に刺激を与え、咳を誘発する恐れがあります。温かい部屋から寒い屋外へ出たときなど、冷たい空気を急激に吸い込み、咳が止まらなくなったことはありませんか。

冬季の夜間、冷えた寝室でも起こりやすいので注意しましょう。また空気が乾燥すると、ホコリやダニ、花粉といったアレルゲンは空気中で舞いやすくなります。

知らないうちに吸い込んでしまい、やはり咳の症状を悪化させてしまう恐れがあります。冬季は乾燥と冷気、春季は乾燥と花粉の組み合わせに注意しましょう。

子どもと大人で異なる症状

乾燥が原因で悪化する咳は、子どもと大人で症状が異なる可能性があります。

大人よりも子どものほうが、症状が悪化しやすいでしょう。幼い子どもは、免疫機能が十分に発達していません。

体内に侵入したウィルスや菌の影響を受けやすく、炎症や感染症を起こす可能性も高いでしょう。

また大人よりも身長が低く、床に近い場所で生活しています。乾燥により舞い上がったホコリや花粉による影響も、避けにくいでしょう。

子どもは口周りの筋肉が発達しておらず、口が開きっぱなしになってしまうケースも少なくありません。

大人よりも喉が乾燥しやすいため、空気中の水分量には常に気を配る必要があります。

咳が止まらない場合の注意点

乾燥が原因で咳が止まらなくなってしまった場合、「いつものことだから」と放置しがちです。

しかしながら、就寝中も咳が止まらなければ眠りは浅くなり、生活の質は著しく低下してしまうでしょう。

また止まらない咳が原因で、気道や肺がダメージを受けてしまう可能性も。感染症に対する防御機能も弱まっている状態ですから、できるだけ早めに対処することが大切です。

「単なる咳だから」と放置するのはやめましょう。

咳を和らげる効果的な家庭療法

乾燥による咳が気になり始めたら、まずは家庭療法で改善を試みるのがおすすめです。

喉の潤いを守れれば、咳に悩まされる恐れもありません。

具体的な方法を5つ紹介するので、できることから取り入れてみてください。

室内の湿度管理

喉の乾燥対策で、重要なのが室内の湿度コントロールです。長い時間を過ごす家の中で乾燥を防げれば、咳にも悩まされにくくなるでしょう。

加湿器を使ったり、洗濯物を部屋干ししたりして、快適な湿度を保ってください。

湿度管理のコツは、湿度計を使って常に正確な数字を把握することです。湿度40~60%になるよう意識しましょう。

ハーブティーやはちみつを活用

喉の乾燥を防ぐためには、積極的に水分摂取するのも効果的です。

中でもハーブティーは、ひどい咳症状を和らげたり、粘膜を保護する効果が期待できたりするものも少なくありません。

カモミールティーやジンジャーティー、リコリスの根を使ったリコリスルートティーなどは特におすすめです。

またはちみつも、喉の乾燥や痛みによい食材として知られています。甘みがあり、子どもの咳対策にも使いやすいアイテムですが、1歳未満に与えると乳児ボツリヌス症を発症するリスクがあります。

1歳の誕生日を迎えてから、使用するようにしましょう。

蒸気吸入

専用機器を使って、温めた蒸気を直接吸入するのもおすすめです。乾燥が気になったタイミングで、速効性のあるケアができるのが魅力。

花粉やアレルギー、風邪予防にも効果的です。スチーム吸入器の多くは、水を入れてスイッチを入れるだけで使えるよう設計されています。その手軽さも、メリットだと言えるでしょう。

衣類や寝具の工夫

喉が冷えていると、咳が出やすくなります。衣類やネックウォーマー、寝具などを調整して、冷えないように工夫してみてください。

また咳がひどくて眠れないときには、背中にクッションを当てて、上半身を少し高くするのがおすすめです。気道が広がり呼吸がしやすくなるため、負担を軽減できるでしょう。

食事から改善

止まらない咳症状には、毎日の食事からアプローチし改善を目指す方法もあります。喉に刺激を与える食品・飲料は、できるだけ避けるようにしましょう。

トウガラシやワサビといった香辛料は、食欲をそそる一方で非常に刺激的です。咳を誘発するリスクもあるので、注意しましょう。

炭酸飲料やアルコール飲料も、同じく刺激を与えやすいもの。喉の違和感が気になるときには、できるだけ避けてください。

病院に行くべきかの判断基準

止まらない咳は、単に乾燥からくるものだけではなく、病気のサインである可能性も。家庭療法で様子を見ても治まらないときには、迷うことなく専門医を受診しましょう。

病院に行ったほうが良いのかどうか、判断基準を解説します。診療を受ける際に気になりやすいポイントとともに解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

危険な咳のサインと受診のタイミング

長引く咳は、ただの風邪ではない可能性も。肺炎やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の可能性もあるので、早急に受診しましょう。すぐに病院に行くべき、危険な咳のサインは以下のとおりです。

・朝と夜に悪化する

・ヒューヒューやゼイゼイといった音がする

・たんに血液が混じる

・息苦しさを感じる

・胸の痛みがある

これらのサインを感じたら、できるだけ早めに医療機関を受診しましょう。またこれ以外にも、以下の条件に当てはまったら医療機関に相談するのがおすすめです。

・咳が2週間以上長引いている

・咳だけではなく、熱や倦怠感がある

受診のタイミングを計るための目安として、ぜひ参考にしてみてください。

自宅での観察ポイント

受診するかどうかを判断するため、自宅で観察期間を設ける場合、以下の点に注目しましょう。

特に幼い子どもの場合は、自分の症状をうまく言葉で表現できない可能性も。受診のタイミングを逃さないため、周囲の大人が症状を把握し判断する必要があります。

・咳の音

・呼吸時の肩や胸の動き

・顔色

・睡眠の質

コンコンという乾いた咳や、ゴホゴホというたんの絡んだ咳のほか、ケンケンやヒューヒュー、ゼイゼイといった音がすることがあります。

普段の咳とは違うと感じたら、医療機関に相談しましょう。

また呼吸時の肩を上下させたり、胸がへこんだりするのは、呼吸が苦しくなっているサインです。速やかに対応する必要があります。

顔色が悪くなっている場合や夜に眠れない場合も要注意です。幼い子どもの場合、短時間で一気に症状が悪化する恐れもあるため、注意して観察するようにしましょう。

小児科と内科の選択

大人の咳は、内科で診察してもらうのが一般的です。呼吸器系を専門に診てくれる呼吸器内科であれば、より正確な診断を受けやすいでしょう。

子どもの場合、小児科と呼吸器内科で悩みがちですが、ひどく止まらない咳に悩まされている場合は、やはり専門の呼吸器内科がおすすめです。

そこまでではない場合や、そのほかにも相談したい症状がある場合は、小児科を受診してみてください。

加湿器や空気清浄機のメリット・選び方は?

乾燥が誘発する咳対策に、おすすめなのが加湿器や空気清浄機です。「毎年止まらない咳に悩まされている…」という場合は、ぜひ導入を検討してみてください。

それぞれのメリットと選び方は以下のとおりです。

加湿器のメリットと選び方

加湿器のメリットは、乾燥した空気に水分を補給できることです。室内の湿度コントロールに役立ちます。咳対策のほか、肌や髪の乾燥対策、静電気対策としても効果的です。

加湿器には、超音波式やスチーム式、両者を組み合わせたハイブリッド式といった種類があります。

導入コスト・ランニングコストともに安いのは超音波式の加湿器ですが、内部で菌が繁殖しやすいという点もあります。

スチーム式は加熱により菌が繁殖しにくいものの、コストが高くなりがちです。ハイブリッド式は本体価格が高い一方で、ランニングコストはスチーム式よりも安くなります。使い勝手のよいものを購入しましょう。

リビングなど、広いスペースで使用する場合、対応畳数が充分であるかどうかにも注目してみてください。

空気清浄機の機能と効果、選び方

空気清浄機は、室内の汚れた空気を取り込んできれいにしてくれます。乾燥によって舞い上がりがちな花粉やホコリもしっかりと吸収し、取り除いてくれるでしょう。

アレルギーによる咳で悩まされている人にも、おすすめのアイテムです。

空気清浄機は、広さに見合った能力を持つモデルを選ぶことが大切です。最大適用床面積が大きいモデルほど高価になりがちですが、そのぶん素早く室内の空気をきれいにしてくれます。

実際の部屋の2~3倍程度に対応できる製品であれば、余裕を持って使えるでしょう。また空気清浄機には、加湿機能をセットにしたものもあります。乾燥対策も同時に行いたい場合、ぜひ注目してみてください。

メンテナンスを忘れないで

加湿器も空気清浄機も、定期的なメンテナンスが必須です。フィルターやタンク内など、取扱説明書に従ってお手入れしましょう。

内部が汚れたままでは、十分な性能を発揮できなくなってしまいます。かえって菌を部屋中に広げることにもなりかねないので、注意してください。

本記事読者におすすめしたい商品

止まらない咳で悩まされたら、日々の生活をサポートしてくれる便利グッズを取り入れるのも良いでしょう。おすすめアイテムを3つ紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

オーガニックマヌカはちみつで手軽に喉ケア

喉に直接スプレーして潤いをプラス

外出中の喉を守る肌に優しいオーガニックコットンマスク

便利アイテムも上手に活用して乾燥シーズンを乗り切ろう

乾燥が原因で「咳が止まらない…」と悩む人は少なくありません。今回紹介した家庭療法やおすすめグッズも活用して、負担を軽減してみてください。

空気清浄機や加湿器に、手もとで使える便利アイテムを組み合わせると、喉への負担もさらに軽減できるでしょう。自分に合う対策方法を見つけ出してみてくださいね。